JALが「燃油特別付加運賃」燃油サーチャージを引き下げると12月9日にプレス・リリースを出しています。

Zone FからZone Dへ2段階引き下げとなります。



サーチャージ引き下げ


2015年2月1日からの発券分を現行のZone F(100ドル基準)からZone D(90ドル基準)へ引き下げになります。

JALのプレスリリースによりますと、
2014年10月〜11月の2ヶ月のシンガポール ケロシン価格が1バレル=99.07USDだったため90ドル〜100ドルゾーンのZone-Dへ引き下げるということです。

ANAの燃油サーチャージの発表は12月中旬から下旬発表ですから、来週あたりにはプレスリリースが出てくると思います。

いくらになるの???


北米・ヨーロッパ・中東・オセアニア:21,000円→14,000円
インドネシア・インド・ハワイ:13,500円→8,500円
タイ・シンガポール・マレーシア:10,500円→6,500円
グアム・フィリピン・パラオ・ベトナム:6,500円→4,000円
中国・台湾・香港:5,500円→3,500円
韓国・極東ロシア:2,000円→1,000円

北米行きで7,000円、タイ・シンガポール行きで4,000円値下がりしますね。

原油価格は引き続き下がってる=サーチャージ低下


WTI原油先物チャート(5ヶ月)

WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエイト)の先物価格をインデックスとしてみるとこのところの原油価格は下り基調で推移しています。

昨日・今日の先物価格は61ドルまで落ちてきていますので、この状況が続くとするとさらに下がると予想できます。

OPECの減産先送りと、サウジアラビアがシェア獲得のために価格を引き下げしたニュースもありましたので、これらのことが影響しているのでしょう。 WTIの先物価格は急激に下がっていますから、年内には1バレル=60ドルを切るところまでさがりそうな勢いです。

シンガポール ケロシン価格はというと


シンガポール ケロシン価格(2014/Dec限月分)

シンガポール ケロシンチャートをみると、WTIと同じ傾向で急激に下がってきていますね。

DEC 2014(先物価格で12月限という取引分)の価格推移でいうと81~82ドル台まで下がってきていますので、12月〜1月の平均価格は80ドル〜70ドル台まで行く可能性もありそうですね。(希望的な予想です)

80ドル台ならZone-C、70ドル台ならZone-Bまでサーチャージがさがりそうです。
そうなると、4月〜5月発券分の燃油サーチャージも1〜2段階さがるかもしれませんよ。

Zone-Cなら
北米路線:10,500円
タイ・シンガポール・マレーシア:4,500円

Zone-Bなら
北米路線:7,000円
タイ・シンガポール・マレーシア:3,000円

4月1日からの発券分がZone-Bになれば、ゴールデンウィークあたりに、多少円安(120円前後)でも海外いってもいいかも(現地で贅沢はできませんが)