ページ

2014年2月2日

ニコン F / 電池不要の一眼レフカメラ


ニコン F
フィルムがあれば電源はいらない、電池不要の一眼レフカメラ!







ニコン F


昨今の一眼レフやミラーレス一眼カメラは、イメージセンサーや画像処理プロセッサなど電子部品の塊ですのでバッテリーは必須です。 したがって、いくつもバッテリーを持ち歩く必要があります、バッテリーっておもったより重いんです。

写真といえば・・・


画像(写真)というとデジタルカメラかスマホでの撮影が当たり前になりました。 というより、ヨドバシやビックカメラへいってもフィルムカメラって探す方が難しい。 たとえ置いてあったとしても、奥の方にひっそりと置いてあるんですね(置いてない店舗もありますね)。

そんなフィルムカメラの時代が終わろうとしている時ではありますが、たまに完全機械式(電池不要)の一眼レフ(ニコン F)を時々使っています。 当然ながら(モノクロ/白黒)フィルムで撮影。

「写真とは何ぞや?」というと、難しい話ですのでわたくしにはさ〜っぱり分かりません。

何となくガシャ、ガシャというメカニカル感がすきで使ってます。

完全な機械式(電池を入れるところありません)ですので、シャッタースピードは1秒〜1/1000秒という今時めずらしいくらい遅いシャッタースピードになります。 また、フィルムを使いますので撮影枚数もフィルム1本で36枚、それに現像するまでは出来上がりは分からないという手間も暇もかかるカメラです。

たくさん経験を積まないと使えないというワイルドなカメラです。

ニコン Fには、露出計なんてついてません!


セコニック露出計


セレン式という電池を使わない露出計内蔵というのもあるそうですが・・・ローライ・フレックスには内蔵しているモデルがあります。
まあ、電子系機能が全く付いていませんので、いわゆるプログラムなどのオート(自動露出)なる機構は一切なし。

早い話、露出は人間が決めます!

そうはいっても、適正露出を体でわかるのは仙人クラスの写真家さんくらいでしょうから一般人のわたくしは単体の露出計を使って露出を測ります。

単体露出計といっても、針式のレトロなモデルです。 したがって、デジタル一眼レフではあたりまえの評価測光、マルチパターン測光なんてありません。

かっこよく単体露出計を使って、スポットで露出を数点計ってから平均するか、最大/最小から中心値とするなどをしてもいいんですが(セコニックのハイエンドモデルにはマルチポイント測光で平均と最大最小を表示してくれるモデルあります)、、、露出計の中心線を「あのあたりを中心にして・・・」という感じで使う「ゆるい」感じで露出(シャッター速度と絞り)を決めてシャッターを切ります。

そんなことしますので、露出がアンダー/オーバー状態なんていっぱい起こります。

ニコン Fには見ての通り、ストロボシューもないので


ストロボアダプター


こんな感じのアダプターを使って露出計を取り付けてます。。。 見ての通り、カメラのセンターに乗っていませんので当然露出はずれてるとおもって間違いありません。 二眼カメラで起こるパララックス(視差)ではありませんが露出がパララックスします。

写真1枚撮影するためのステップは:

1)被写体を選んで、露出計で測り
2)絞りとシャッタースピードを選び
3)フレーミングして
4)ひとまず一枚シャッターを切ります
5)念のため、絞りかシャッタースピードを前後1段づつずらして露出の補填をして撮影しておきます

こんな手間がかかりますんで、当然一枚撮るのに時間がかかる。

レンジファインダーの代名詞のライカもMシリーズの多くは機械式で、M7には露出計内蔵したモデルもありますが表示は◀︎●▶くらいの表示です。


ニコン Fは、フィルム装填もメンドクサイ



ニコン Fの裏蓋を開けた様子

フィルム装填方法は、巻き戻しノブを引っ張ると裏蓋がぱかっと開く・・・なんてことはありません。

ニコン Fの裏蓋を外すためのレバー

そこのレバーを回して、裏側をずらして外します・・・フィルム交換はフィルムを巻きつけて(フィルムがゆらゆらします)、そして裏蓋を差し込んでレバーをクローズにするんです!!!

くるくる、パチンなんて到底できませんのよ。 ましてや自動巻き上げなんてとんでもありません!!!

ところで、このニコン Fって・・・


ニコン Fのシリアル番号をみると707番台、グーグルでしらべると1970年製造のようです。

メンドクサイカメラですが、電池不要ですので半世紀近くたっても電源を必要とせず使えます。 ということは電池切れの心配もないエコなカメラ。

ニコン Fで写真をどうとるの?


・速写性は期待できません
・フィルムの入れ方も一手間多く遅い
・露出計算、ピント、絞り、全て人力
・速写性を求めてはダメ

モノクロフィルムを入れ、手現像でフィルム現像し、手焼きで印画紙にプリントする手工業的な作品制作を楽しむところが面白いところでしょうか。

ただ、芸術や写真表現とは何ぞやはさっぱり分っちゃいません・・・

そろそろフィルムで写真も終りだし


年々フィルムや印画紙の生産終了がアナウンスされて使える種類もどんどん減っています。 今あるフィルムも印画紙もいつまで生産されるか分からない状況です。

残り少しの間、ニコン Fのような機械式のカメラでフィルム写真を楽しんでおくのもいいかもしれませんよ。