PCMarkでググると、「ITライターがPCレビューに使うベンチマーク&検証ソフト」という記事が出てきた(元記事は2013年だけど)のでどれほどのものかと期待を込めて使ってみた。
PCMark8 Basic Edition
Windows10対応との記載は当該ページには見当たらない(窓の杜では対応OS Windows7/8/10となっている)ので、まさか、今更Windows8/8.1をインストールして使うというのも時代に逆行していると思うので、Windows10 Proにインストールして使ってみる。
リコメンドは、WIndows7/8でDual Core / 2GB memory / DirectX 11 / 1920x1080 / 30GB Diskspaceという、2016年の今のPCスペックならなんでもいけそうな気がする。
テストグループ
ホームユーザ向けのBasic Editionは、Home/Creative/Workの3種類の統合ベンチマークにのみ対応しているということで無料。
私が期待しているベンチーマーク・ターゲットはWork test、このベンチマークはオフィスユースでの利用を想定したテスト項目で構成されているとのことでドキュメント作成やWebブラウズ、表計算アプリ、ビデオチャットなどを想定しているという。
現実的には個々のアプリケーションを単体で使うことはごく稀にしかなく少なとも4〜5を並行して使うことが一般的だと思うので、単体テストの集まりということで考えれば非常に軽いオフィスワークでの利用だと思う。
AdvancedやProfessionalなどの有償製品を利用すると、Application testも行えるようで、OfficeアプリケーションやAdobeアプリケーションを想定したベンチマークを行えるとWeb上(典型的な広報カタログだな)には書いてある。。。
まあ、手頃なテスト項目で構成されているベンチマークであることを期待。
3.0GBもあるデータに追加でアップデート
オリジナルサイトのfuturemark.comからダウンロードしようとするとダウンロードサイトへ回されたので仕方なく「窓の杜」からダウンロード。
ダウンロードのファイルサイズは3.0GBもあり、しかもダウンロードが遅いためかなり待たされる。
アーカイブを展開してsetupを起動しようとするとシグネチャついてませんのアラートが出るので「そっかぁ・・・」という気持ちで承認してインストーラーを実行する。
さらに、起動したと思ったらアップデートがあるよというので更にダウンロードと差分アップデートする。
いかんせん、ベンチマークを起動するまでがとっても長い・・・
Gigabyte H81N / Core i3-4170 / 16GB memory / SSD
予想通り、アプリケーションを1つづつ動作させてテストしてくれまして処理時間を計ってくれてます。
パフォーマンスとはまったく関係ないですけど、気になったところ:
Webサイトでお買い物
一瞬ドキッとしました、ショッピングカートに突っ込んで買い物をするので・・・フィッシング・ツールでも仕込んであるのかと。
ショッピング・サイトでカートに入れてチェックアウトされたらビビりますわなぁ、USDで600ドル位(7万円位)の買い物してやがる。
オフィス用途でWebショピングってあまりしないかも。
ビデオチャット
ビデオチャットの動画がカメラ目線だったのはちょっと気になりましたけど・・・実際にビデオチャットをするとノートPCのパネルに目線がいくのでカメラ目線で話をする人はいませんからね。
ビデオチャットって使います???
電話会議は頻繁に使いますけど、ビデオチャットは帯域喰ってばかりであまりメリットが無いかと。
表計算ソフト
LibreOfficeCalcを使って表作成とグラフ作成してます。
MS-OfficeはPowerPointとExcelを同時に開いて、Photoshop使って画像いじりながらというプレゼン資料作成となると結構メモリ食う。
結果(Work test:conventional)
スコア:3350
テストタイム:29分42秒
結果(Work test: Creative accelerated)
スコア:3627
テストタイム:53分43秒
Creative testでi3-6100のデスクトップがCreative acceleratedのスコア3690程度だから妥当な数値とみてよさそう。4万円台のPCの相応な値だと。
参考:AMD A8-7670K:3820
2アプリ同時使い(酷使ではなく)として、目安としては3500程度出ればオフィスPCとしては合格点かな。
HP Pavilion S5550JP
実行途中にエラーが出たので要調査・・・
総括
Word test conventionalで3500を目安にしていいんじゃ無いかな(1つのアプリケーション・ソフトウェアしか立ち上げない・使わないというのならもう少し低くても良いと思いますよ)
個人的な感覚として、Windowsエクスペリエンス・インデックスでCPU/Memory/Diskが7点前後であればオフィスで使ってもよさそうという感覚と大きく違わない。
CPUMarkでいうと、2500点越えればオフィス使いとしては「まあいいんじゃ無い」と同等かな。
PCMarkのテストは、アプリケーションを開いてちまちまテストしてくれるのはいいのですが、テストタイムが長すぎて待ちくたびれる。
ざっくりした目安でよければ、Windowsエクスペリエンス・インデックス(Win Score Share)で7点台を目安にするといい。 Win Score Shareはテストタイムが短くあっという間に終わりますからテスト自体がストレスになることもない。(3Dグラフィックスは使わない前提)
オフィス用途のPCは、部署だったり職種で利用するアプリケーションがほぼ決まりますから一般化した値を参照しなくとも専用アプリケーションを使ったテストでより現実的な値を測ることが可能でしょ。
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