ドメイン名とDNSは別物なのだよ! もう少しちゃんとお勉強してね。
アイアム・パーフェクトヒューマンじゃ無いですけど・・・
「ドメイン取ってさぁ〜」というから
「サイト間でVPNを通すのにドメイン取ってさぁ、やったんだよね」というのでなんでドメインがいるんだろうと思ったんです。
それで、よくよく話を聞いてみると・・・
DDNSを使って名前解決したという話
ダイナミックIP契約で光ファイバー施設とプロバイダ契約を行ったサイトとの間にVPNを貼りたいということだったらしい。
DHCPでグローバルアドレスが割り当てられてて、不定期(エンドユーザからはそう見えるが)にIPアドレスが変わるのでVPN(とは言ってもL2TP/IPSecかOpenVPN)で使うたびにアドレスを調べるのが面倒くさい。
そこで、DDNSを使ってホスト名でIPアドレスを引けるようにすればメンドクサク無い。
ここまでは至極ツフーなお話です。
ただ、XXXXX.MyDNS.JPでホスト名を解決した話を「ドメイン」とったとは誰も言いませんぜ!
ドメインをとった
これを、「ドメインをとってVPN張ったんだよ」と言われると
* ちょちょちょ、ちょとまてお兄さん(おじさん)*
「ドメインは取ってねぇじゃん」となる。
dnydns.comやno-ip、myDNS.jpのサービスを使ってホスト名が解決できるようにしただけでドメインは取って無い。
DDNSのサービスを使っただけ!
ホスト名=ドメイン名と思ってるフシがある。
ドメイン名を取得したというと、
「yanagida.org」をInterNIC(当時は)に申請を行って、登録料を支払いしてNICハンドルもらって、WHOIS情報を登録して・・・といいう手続きをしてDNSサーバを用意してドメイン名が利用できるようになるんですが(民間委託になって手続きは簡単になった)
レンタルサーバとか自前のサーバを用意してDNSを動かしていた頃は敷居が高かったようですけど、レジストラやレンタルサーバやらプロバイダが無料で提供するようになって手間はへりました。
例えば、「お名前.COM」(他にもいろいろある)とかを使えば契約してから20分〜30分もあればDNS引けるようになります。
新入社員君にもいましたね
やったことある風なんです。
でも、話をしていると・・・やったこと無い事がバレバレで
自分でドメインを申請してDNSを動かしてレコードを書いて変更して・・・など行った事がなければ経験ゼロなので「知りません」か「分かりません」と言いましょう。
ブログを読んでテキトーに覚えたところで勘違いもたくさんあるんだな。
DDNSを自社ドメインで行うには
「安心してください!AWSのRoute53使えばできます!」
AWSのRoute53などを使えば、自前でDDNS(AWSコマンドを定期的に呼ぶ)を簡単に仕立てることできます。
DNSを表面的に分かってないと、Route53へ移行するにしてもジタバタするのでどうしようも無いのですけど。
そうはいっても、WHOISデータベースにDNSサーバのIPアドレスとホスト名を登録しておけばお呼び出しできますというくらい分かっていれば出来るんです。
Route53で利用するホスト名・IPアドレスは登録済みなので単純にレジストラのWHOIS情報をアップデートしてDNSサーバの参照先をRoute53にすれば良い。
ホストレコードの情報(他にもあるけど)を登録する。
このホストレコード情報のアプデートをcron等で行えばDDNSになります。
Qiitaに手ごろな記事がありました:aws-cliをつかってDynamic DNSサービス
引退なされた方がよろしいかと・・・
何度言っても「ドメインをとった」というので、すこしお勉強した方がいいと言ってもダメでした。
他にもいろいろなところでオベンキョしていないことがたくさんあって、「少しお勉強した方がいいですよぉ〜〜〜〜」と言っても・・・十分だよねぇということのようです。
完全に終わっております・・・引退なされた方がよろしい!
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