
なんだか妙なニュースだと思うのは気のせいでしょうかね。。。
Yahooニュースに、「福岡空港に第2滑走路…来年度予算に調査費計上」というタイトルのニュースが掲載されていました。
読売新聞配信のニュース(Yahoo掲載)
予算申請は、昨年内に取りまとめが完了したと思っていましたが、このニュースは何を伝えようとしているんでしょう???
国土交通省に掲載されている資料に空港行政に関するPDFがあるのですが、第2滑走路増設は数年前から進んでいますね。
昨年話題となった事としては「空港ビルの運営を民間委託」することが滑走路拡張の条件ということでした。
これを大臣が承認したということなのでしょうか???
タイトルには「調査費計上」となっていますので、2012年から継続して行われている「環境アセスメント」の費用が引き続き計上されたということでしょうか?
環境アセスメントは、2012年に開始して2015年に完了その後増設に着手するというものです。
福岡空港の滑走路増設効果は2倍(産経新聞)
福岡空港の滑走路増設は民間委託が前提条件 国交省が見解示す(産経新聞)
なんだか少し変ではありませんか???
ところで、国土交通省で公開されている空港行政関係の資料ですが
成田・羽田空港の発着回数の増強
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羽田・成田空港 |
羽田・成田の発着回数の増強計画で、昨年中に成田の増強が行われて年間30万回の発着できるようにしています。 羽田は一昨年(2013年)に44.7万回の発着に増強されています。
これに伴って、羽田空港の整備が進んでいて「東京オリンピック」に向けてか、羽田空港を24時間空港とするようです。
日本のハブ空港なだけありすごい量の発着回数をこなしてますね。
一方、地方空港に関して、
福岡空港における取り組み
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福岡空港における取り組み |
福岡空港の滑走路拡張計画は、環境アセスメントを2012年〜2015年に行って拡張工事を行うというものです。
この滑走路の拡張計画とは別に第1ターミネルを移転する計画が進んでいてこちらはすでに2015年4月に着工します。
・福岡空港ビル/国内線ターミナルビル再整備/事業費380億円、15年4月着工
滑走路拡張計画は、2016年に着工すると10年計画で2026年からの供用になりますね。 国土交通省の資料では工事期間は7年となっていますが
「・・・」
ということで、先のニュース記事が何を取り上げているのかよく分からないと思うのは気のせい?
福岡空港の滑走路拡張工事は、間の悪い計画じゃないかな
いずれにしても東京オリンピック開催の2020年に間に合うのは、国内線ターミナルビルの再整備事業が2019年に完了する事くらいでしょう。
これによって、飛行機の動線上の混雑が少し改善するということですので遅延が減るといいですね。
発着回数は滑走路増設工事が完了する2024年か2026年頃まで変わりませんね。
オリンピック後の景気後退期に空港が完成するのがどうにもタイミングが悪い気がします。
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