
フィルム現像用のタイマーアプリを使うと手順を覚える練習にとても便利だ。
現像手順を覚えるiPhoneアプリ2つ
フィルム現像を行う場合には現像ステップを覚える必要がありますが、現像手順は、「予備水洗、現像、停止、定着、水洗促進、水洗、乾燥」の7つステップをそれぞれ決まった時間で進める必要があります。
例えば、現像液を投入するステップはPRESTO 400フィルムを使った場合20℃の温度で7分の現像時間の中で、
・初回は1分間の連続撹拌
・残り6分を1分毎に5秒撹拌
等のステップで6回繰り返す手順を正確に行うことが必要なのです。
暗室時計(フィルム現像で必須ではありませんが、アナログ針の単純な時計で蛍光塗料が塗ってあり蓄光するため、暗室内でも文字盤や時針が光ります)を使った場合には、手順、時間、回数を繰り返しますので慣れるまでは撹拌回数が何回目か忘れたり、何分か分からなくなったりで数本〜10本程度の練習が必要でしょう。
また、キッッチンタイマーを複数使う事も可能ですが、現像、停止、定着等の切り替えの都度キッチンタイマーのボタンを押す必要があり、現像液は強いアルカリ性、停止液は酸性等でこれらの液がキッチンタイマーにかかるとあっさり壊れます。
これらの各ステップを手助けしてくれるのが現像用のタイマーアプリです。
Gelatine
Gelatine/現像タイマー&写真SNSアプリ(無料)
現像手順を連続タイマーで教えてくれます:
前浴、現像、停止、定着、予備水洗、水洗促進、本水洗の各ステップと液の入れ替え時間も設定可能です。
撮影に使用するフィルムと薬剤の組み合わせによって標準処理時間がいくつかありますが、データセットを登録可能ですので事前に登録しておくと便利です。
サンプルセットには、富士フィルムのNEOPAN PRESTO 400フィルムとスーパープロドール(SPD)、スーパフジフィックス等の設定済みデータがありますのでフィルム現像の練習にはとても良いと思います。
サンプルの撹拌サイクルは短くて25秒静止/5秒撹拌です。
表示が英単語になっていますので、小中学生で使うには少し抵抗があるかも・・・
サンプルセットには、富士フィルムのNEOPAN PRESTO 400フィルムとスーパープロドール(SPD)、スーパフジフィックス等の設定済みデータがありますのでフィルム現像の練習にはとても良いと思います。
サンプルの撹拌サイクルは短くて25秒静止/5秒撹拌です。
表示が英単語になっていますので、小中学生で使うには少し抵抗があるかも・・・
現像タイマー
こちらはフィルム現像用専用タイマーアプリです、サンプルセットは富士フィルムのNEOPAN PRESTO 400です。タイマーは、初回連続撹拌と通常撹拌と最終撹拌等のセットに分けて設定が可能です。
表示はシンプルで分かりやすい作りで、撹拌時には「撹拌」マークが点滅します。
また、次のステップが表示されるのも練習用途には分かりやすいと思います。
あぷりは縦方向のみ対応で横にしても回転しません、そのため横置きスタンドを使うような場合に直感的に分かりにくいです。
ちなみに、こちらは全て日本語表示です。
現像液や定着液がかからないように気をつけてつかいましょう。
現像手順に慣れるまでフィルム数十本は練習が必要かもしれませんが、慣れてしまえば普通のタイマーでもフィルム現像できるようになると思います。
まとめ
iPhoneアプリを使う事で始めの頃から安定したフィルム現像を行うことが出来るようになると思います。 作品制作の効率もよくなるのではないでしょうか。