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2014年2月11日

写真をどうとるか・・・よいこのための写真教室

楽しい写真:ホンマタカシ
Lomography Lubitel 166+ で撮影する行為自体は面白いのですがだんだんと「どう撮るか」ということを考えて撮影を楽しんでいましたが、ホンマタカシ氏の「たのしい写真 〜 よいこのための写真教室
〜 」でよりいっそう楽しくなりました。

 書店へいくと撮影技法の本はたくさんあるのですがどれもあまり面白いと思わないのですがこれはちょっとだけ芸術的なエッセンスが効いていて趣味の写真撮影をする者にはとても面白いです。

 現代美術家の村上隆氏の本を読んで、芸術は「文脈」の上にあるというキーワードから写真の文脈を少し理解する為に、「アメリカ写真史を読む」、「現代写真の展開」、「写真史」なども読んでいましてどのように消化していけば良いのかと考えていました。

 第1章の講義編では写真の文脈というか流れがまとめてあって大変興味深い内容でした。
 
講義篇:ニューカラー
例えば、うめかよさんの写真集は決定的瞬間の流れの写真のように見て取れますし、浅田政志氏の「浅田家」はセットアップ写真のようなシンディシャーマンのような流れのように思えます。


 その写真の文脈を理解するためのどう撮るかを第2章のワークショップで実践してみるというのは面白いですね、いろいろな表現の方法を実践してみるというのは自分に問いかける上でも面白いです。


 巨匠の作をトレースしてみたり、嘘の写真だったり、画像を加工したものであったり、写真の中の写真を入れ子にした作品、撮り方に制約を加える試行など興味深い内容がたくさんあります。
 
講義編:ポストモダンのグループ図
放課後篇では、被写体の分類は面白かったです。

 何を撮影しているかを分類してみることでどのように表現しているのかを理解するという方法もとても興味深いないようでした。

 写真をもっと楽しむためにはとても興味深い写真の本でした。



 
こんな感じでも決定的なのか