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2015年6月24日

ピーチアビエーションがA320を自社購入というニュース


ピーチ・アビエーションのニュースをこのところ目にすることがありましたので簡単にまとめてみました。






このところピーチアビエーションに関する良いニュースが多いのでちょっとまとめておきましょう。

2015年3月期の決算が今週発表されました、2期連続での単年度黒字となった発表までのニュースをピックアップすると:

・成田線の拡充:成田ー福岡・札幌線開設
・パリ・エアショーでのA320の自社購入のニュース
・2期連続で単年度黒字決算

これを見ると、
他のLCCが厳しい状況のなかピーチアビエーションだけが一人勝ちのように見ええます。

ピーチがA320を自社購入


東洋経済ONLINE:ピーチがエアバス機を購入する重大な意味

東洋経済ONLINEは、エアバスA320をリース会社からではなく自社購入することは重大な意味を持つといっています。

LCCは、機体をリースで調達するという事が「LCCの概念」と著者は書いているのだが、LCCというと米国サウスウェストとエアアジア(マレーシア)がLCCのサクセスモデルだた思うが、サウスウェストもエアアジア共に機体は自社購入していると思うのです。

また、米国国内でサウスウエストを短距離で利用するとビジネス客が非常に多く、ファイナンス部門からの指示もサウスウェストを使うように指示される事が多かった。

安定収益のためには収益率の高い路線開設が必要になると思うが、ピーチの路線開設の状況をみると収益率の高い路線を拡充しているように見えます。




ピーチ、成田ー福岡線開設


Aviation Wire:ピーチ、成田ー福岡線開設


成田−福岡路線はジェットスターが運行しているが、そこへ割って入ることになるのだけど成田ハブとした場合の動線をどう考えているのかいまのところは見えないですね。

千葉・埼玉からの成田空港へのアクセスは良いのだけど、東京・神奈川からは羽田空港利用の方が便利。 ピーチは成田発の国際線への路線拡充も考えていると思って良いのでしょうか。

例えば、ジェットスターの場合、成田ーゴールドコーストやケアンズ路線などと繋げられることで国際線への乗り継ぎを考えた動線を考えているように思います。

東京駅を起点と考えると、成田空港はちょっと遠くてNEX利用で移動すると羽田便をつかってもあまり変わらなくなります。 国内線でのビジネス需要と考えるとちょっと不便。

成田便というと・・・外国客需要となりますね

東南アジア→成田空港→各地?

このところニュースでピックアップされやすいのは、タイ国からの観光客が北海道へ向く動きとドラマ撮影地の九州へ向く動きを察したとすると短期的な需要を満たす需要を考えているのであれば路線開設のターゲットは外国からの観光客ということになりますね。

ということは、短期的な経営計画でしょうか。


ピーチがすでにハブとして捉えている那覇空港は、滑走路拡張計画が進んでいますのでこちらの方が可能性は高いと思っています。 ただ中長期的な経営戦略となりますかね。

2020年運行開始で計画されている那覇空港の2本目の滑走路(滑走路間:1.3km、滑走路長:2700m x 60m)は、平行運用が可能な計画のため発着回数は5万回増になります。

したがって、この増設滑走路が完成することを見越すと那覇空港をハブ化することは合理的に思えます。 アジア→那覇→各地


ピーチ2年連続で黒字確保


livedoorNEWS:格安航空会社ピーチ・アビエーションが2年連続で黒字を確保
Impress トラベルWatch:ピーチ、2015年3月期決算は2期連続黒字を達成

これらのニュースでは、搭乗率85.9%、旅客数:363万人(63万人増)で単年度黒字を達成したということです。

この中で、リース機の支払いが外貨建てのため為替の影響を受けてコストが上昇したとのことです。

この点だけを考えると、為替リスクを低くするためにも機材の自社購入の意味はあるのかもしれません。

円/ドルレートを122円前後として考えれば、これより大きな為替変動は国の政策としても好ましくないでしょう。

 それにリースアップ時の返却コストを含んだ総コストが自社購入と同程度であれば自社購入のメリットの方が高いということでしょう。

 リース機については、20機までは定額リースということですが21機目以降は変動するため自社購入もあり得るということも言っていますので、エアバス機の自社購入のタイミングとしては財務的に見て適切な時期と言えるのでしょう。




ピーチのA320自社購入はLCCの一つのステップのようです


ピーチのA320自社購入は、東洋経済ONLINEの言うような、「重大な意味」というよりは着実に路線を拡充していく上のステップの一つと考えて良いようにおもいます。

成田路線開設の意味も決算発表に示されている通りで、外国人利用者が60%もあるということですね。